Sentosa Development Corporation がGSTCに加盟

2021年11月23日
source:
https://www.gstcouncil.org/sentosa-joins-gstc/

Summary

500ヘクタールあるセントーサ島はシンガポールを象徴するリゾートで、 シンガポールの法定機関Sentosa Development Corporation (SDC)によって運営。SDC とセントーサの企業とで、Singapore Green Plan 2030に則って持続可能なシンガポールと将来の国民と訪問客に自然豊かな環境を保証することを宣言

セントーサの持続可能に向けたロードマップ

ゴール1:2030年迄のカーボンニュートラルの実現

   SDCの持続可能パートナーシップと提携しシンガポール初のビジネスアライアンスを手掛ける

   セントーサやその周辺でのソーラーパネルや、潮力発電、廃棄物のエネルギー利用など新たなインフラを含めた再生可能エネルギーの利用

   2025年までに島内の公共交通機関の電力化、2030年までにSDCが持つ全ての駐車場に電気自動車の充電スポットを導入する。また、SDCの新設する建物にはシンガポールで最もエネルギー効率の良いガイドラインに則る。

ゴール2:持続可能な観光地としての世界的認知を得る

   サスティナビリティをテーマとしたツアーの拡充

   2022年までにMICEやウェディングパッケージへのグリーンオプションの提供

   2022年までにGTSC認証を得る

Consideration


Global Sustainable Tourism Council(GSTC)とは、グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会は、世界的な旅行および観光分野における観光産業界の専門家や、政府機関のための持続可能な開発の基準を定め、管理する国際非営利団体です。

セントーサ島はシンガポール島の南にある島。レジャー施設が多数開発されており、シンガポールにおける重要な観光スポットとなっている。島の北側は遊園地や水族館が並び、島の南側はビーチが続いています。

面積は、4.7平方キロメートル。東京ディズニーシーが0.49平方キロメートルの為、10個分位の広さでしょうか。私も訪れたことがありますが、非常にコンパクトながら、ホテル、レジャー施設、MICE・カジノ施設等、観光の要素がギッシリ詰まった島という印象です。

1945年9月まで日本占領下に置かれた。戦後イギリスから返還され、シンガポール政府は「静けさ」を意味する現在の名称に改称しセントーサ・デベロップメント・コーポレーション(セントーサ開発公社)を設立、1970年代以降、保養地として観光開発が進められたという歴史があります。

2010年にはシンガポール初の大型カジノ施設がオープン、2018年にはドナルド・トランプアメリカ合衆国大統領と金正恩朝鮮労働党委員長による米朝首脳会談が開催された場所としても有名で、世界的な注目度も高く、を代表するリゾート地と言える場所です。

このセントーサ―島がGSTCに加盟し、世界的に認められる持続可能な観光地を目指すというのは、特に東南アジア・ポリネシア・オセアニアに存在するリゾートアイランドが持続可能な観光地認証を得る契機となるでしょう。

source: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%B5%E5%B3%B6