Färmー地球・生産者・顧客にとって最高のものを保証し、透明性と持続可能性を意思決定の中心としているスーパーマーケット

Färmは、オーガニック持続可能手軽な価格をコンセプトにしているベルギーの企業(スーパーマーケット)です。

企業のスタンスとして、以下の7つを掲げています。

  1. 100%オーガニック製品のみを提供
  2. 取り扱うのは地元の製品
  3. 有機的で倫理的な農業の取り組みをサポート
  4. 低廃棄物消費の促進
  5. 独立した家族経営のビジネスをと取引
  6. 協力的・参加型のネットワークの構築
  7. スタッフには価値のある仕事を提供

地球・生産者・顧客にとって最高のものを保証し、透明性と持続可能性を意思決定の中心としているFärmは、店舗で販売するすべての製品の、環境・経済・社会への影響を考慮し、持続可能性指標färmoscoreを添付しています。

消費者には、【持続可能な買い物】(=将来世代の機能を損なうことなく現在のニーズを満たす購入)を促し、Färmで買い物をすることは、より良い世界のための投資と謳っています。

さて、そのfärmoscoreについて以下に紹介します。
11の基準を設けており、各条件を満たすと+1が加算されます。そのトータルがfärmoscoreとして商品のラベルに記載されます。

  1. (+1)有機農業からの製品である
  2. (+1)非上場ブランドである
  3. (+1)ベルギー企業である
  4. (+1)ベルギー国内での生産・加工である
  5. (+1)ベルギー産原料を80%以上含む製品の場合
  6. (+1)各成分の原産地を明確にしているベルギーまたはヨーロッパブランドである
  7. (+1)生産者自身が所有するブランドまたは有名チェーンと提携したブランドである
  8. (+1)一般的なオーガニックラベルの認証要件をはるかに超える製品である
  9. (+1)未加工でエネルギー消費の少ない製品である
  10. (+1)デポジットの仕組みがあるまたは90%以上が紙製品である
  11. (+1)量り売りができる

ベルギールーベンにあるFÄRM LEUVENを訪れ、撮影した写真です。

Färmの店舗を訪れ、färmoscoreのパンフレットを見て感じたのは、
消費者が商品購入時に得られる情報は製品パッケージに記載されている製造元が記載した都合の良い情報のみ。非常に限られていて、購買時に持続可能な消費行動がしたくても判断できないことがほとんどです。

真の意味で持続可能な消費行動を促すには、メーカーと消費者の間に信頼できる第三者が入って、持続可能性指標のような消費者が一目で判断できる統一指標を設けることが必要です。
このような製品が生まれるまでの背景情報があれば、価格頼りだけではない倫理的に納得のいく購買につながるのでしょう。