ZEB(Net Zero Energy Building)

ZEBとは、Net Zero Energy Buildingの略で快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことを指します。
建物の中では人が活動しているため、エネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、省エネによって使うエネルギーをへらし、創エネによって使う分のエネルギーをつくることで、エネルギー消費量を正味（ネット）でゼロにすることができるという概念のことを言います。

（　参考：環境省　ZEB PORTAL　https://www.env.go.jp/earth/zeb/about/index.html　）

ZEBにも種類があり、一次エネルギー消費量を0％まで削減することばかりではありません。75％～30％削減迄幅があり、ニアリーゼブ、ゼブレディ、ゼブオリエンテッドといった種類があります。

こちらのZEBですが、2023年5月に愛媛県西条市に誕生する『ゼロエネルギーホテル〈ITOMACHI HOTEL 0〉』が、日本初のZEB認証を開業前に取得したホテルになるようです。

ホテルの企画・運営はGOODTIME社、建物の設計は、建築家の隈研吾氏が主宰する隈研吾建築都市設計事務所が担当とのこと。

このホテルが建つ愛媛県西条市は瀬戸内海に面する人口11万人弱の市。松山空港から車で１時間ほどの距離です。

知名度の高い建築家が手掛けることから注目度が高く、オープン後当面は無条件に賑わうことでしょう。

欧州ではゼロエネルギーホテルが認知され需要が高まってきていますが、果たして日本ではどのような評価がされるのか、興味津々で私も早々に視察に行きたいと考えています。