宿泊業のマテリアリティマップ

以前、私が作成した架空の宿泊施設のマテリアリティマップです。

本来は国内の中小企業でもこのような取り組みを進めたいものですが、“直接的には”売上に貢献しない割には費用も手間や時間も掛かるため、常々設備投資が必要な装置産業で借入の返済に迫られる中では難しい面もあります。

サステナビリティに取り組む事業者が、消費者に圧倒的に支持されたり、ダイナミックな借入利率や税金の優遇が受けられるとESG経営の動きが加速するのでしょう。

例えば、サステナビリティ・リンク・ローンというものがあります。

サステナビリティ・リンク・ローンは、借り手が野心的なサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)を達成することを奨励するローンで、具体的には、

①借り手の包括的な社会的責任に係る戦略で掲げられたサステナビリティ目標とSPTsとの関係が整理され、

②適切なSPTsを事前に設定してサステナビリティの改善度合を測定し、

③それらに関する融資後のレポーティングを通じ透明性が確保されたローン

のことを言います。

出所:環境省 グリーンファイナンスポータル https://greenfinanceportal.env.go.jp/loan/sll_overview/about.html

このようなローンがもっと当たり前に、業種や規模を問わず、一般的に普及する社会を目指していかなければならないと考えています。